移籍する前に準備しておきたい書類 | 合同会社アロウイング|埼玉県鶴ヶ島市

移籍する前に準備しておきたい書類

カテゴリ: Blogサッカー関連

今やプロ・アマチュア問わず海外でプレーするという選択肢も大きな選択肢になっています。

 

 

では、国際移籍(日本→海外・海外→海外・海外→日本)する際にどのような手続きが行われているのだろうか? 意外と知っているようで知らない選手も多いのではないでしょうか。特に弊社がマネジメントをしていたりお話をさせてもらった選手の印象から申し上げますと特に海外で初めてプレーする選手などはどのようなシステムになっているのか知らない選手が多い印象を受けます。全てをここで説明すると長くなってしまいタイトルの趣旨に辿りつけないので詳細はここでは避けますが簡単に説明すると

 

移籍先のチーム→移籍先の国のサッカー協会→移籍元の国のサッカー協会→移籍先元のチーム

 

 

上記の経路を往復します。このルートの中には国際移籍をするにあったっての書類のやり取りが含まれているためかなり時間を要することになります。それに加え労働ビザや滞在許可証がないと登録作業が進められない場合も国によっては存在します。さらにこれらのやり取りを基本的には各国で定められた移籍期間までに終わらせないといけません。(国によってはフリー選手はこの移籍期間が終了しても登録ができる場合もあったり、アマチュアカテゴリーですと適用されない場合もあります。)この登録作業が思うように進まず開幕戦に間に合わなかったり最悪の場合は契約がなしになる場合なども聞いた事がある方も少なくないのではないでしょうか?

 

 

このような手続きをスムーズに行えるようにすることができ、いくつかの手続きを省略することができる書類があります。

 

 

     ・リリースレター

     ・TPOレター

 

 

この二つの書類を事前に準備することが重要です。

 

 

 

リリースレター】

この書類は前所属のクラブとの契約が双方同意のうえで問題なく終了したことを関係者に通知する書類になります。必ず英語で作成するようにしてください。また、前所属先のクラブのpresidentから直筆のサインとクラブのハンコ、契約が終わった日付を記載してもらいをもらうようにしましょう。現物を持つ方法でもいいですがonlineでも対応できるようにPDFで持ち合わせているのがおすすめです。

※移籍金が発生する移籍の際はこの書類は必要ありません。

 

 

【TPOレター】

この書類は選手の保有権を前所属先のチームが保有していないことを証明するための書類です。

この書類は前所属クラブが選手の保有権を持っているがために移籍後も色々な事に口出しをしてこないようにするための防止剤となります。

また数年前に話題になったファルカオ選手の移籍の際に起きた問題を防ぐことにつながります。

詳細が知りたい方はwebで検索してみてください。こちらの書類もリリースレター同様に判子、日付、サインなどのチェックを怠らないようにしましょう。PDFにしておくことも忘れずにしましょう。

 

 

 

この二つの書類を必ず忘れずに事前に準備しましょう。海外ではこれらの書類を移籍する前に準備することは常識です。トップ選手はこれらの作業を関係者が行いますが多くの選手は自分で準備しなければいけません。クラブによってはこの書類を出す作業にも時間がかかる場合もあります。これらは難しい作業ではありませんが出ていく選手に対して作業をする時間や手間が面倒で後回しにされたりする場合も珍しくはないので移籍をする決断をしたらシーズン終了後速やかにクラブに申請しましょう。

 

 

 

長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。